おはようございます。
鉄道旅ではいつも早朝から出かけますが,今朝もゆっくりめのスタートです。
ホテルの朝食ビュッフェに,地元食材を使った料理が並んでいるのはうれしいものです。さすがは新湊,海辺の街だけあって,お刺身もあります。
まずは,万葉線に乗車し終点の越ノ潟駅までやってきました。
掘り込み港として知られる現在の富山新港は,かつては放生津潟(ほうじょうづがた)とよばれる潟湖(ラグーン)で,海岸部の砂州の上を富山地方鉄道射水線が東西に貫いて走っていました。新港の港口の開削のため路線が分断された後,港口より東側の路線は廃止,西側の路線は加越能鉄道新湊港線を経て,現在のこの万葉線となっています。盲腸線です。
路線の分断後は,県営の渡船が運行されており,東側の対岸へ渡ってみます。
5分ほどの貸切無料クルージングを楽しみました。
富山新港の港口東側には,往時をしのぶ線路跡のモニュメントが設置されています。
反対方向には,東側へつづく線路の跡。
典型的な廃線跡のカーブの形状です。
この先,鉄道がないため,西側の対岸へ渡船で戻ります。
船上から掘り込み港のようすがよくわかります。沿岸には発電所や工場が並んでいます。
再び,5分ほどの貸切無料クルージングを楽しみ,
越ノ潟駅へ戻ってくると,
なんと”電車運”がよいのでしょう,「ドラえもんトラム」が入線していました。
同じ藤子不二雄作品でも,
「忍者ハットリくん」はストーリーがたいがい説教クサく,あまり好きではありませんでしたが,「ドラえもん」はストーリー展開が緻密で夢があるため,オトナになっても楽しめます。
海王丸駅で下車。
みなとオアシス海王丸パークに航海練習船「海王丸」が展示されているということで見学にやってきました。ホンモノの帆船を間近で見る機会はなく,なかなかレアなエクスペリエンスです。
周辺は埋立造成された場所ですので,地震による液状化現象の被害が出ています。
マンホールが浮き上がり,砂が地表面に吹き出しています。
再び,万葉線に乗車し高岡駅へ向かいます。
新型トラムだけではなく,旧型車両もたくさん走行しています。路上に描かれたペイントのみの安全地帯からの乗車は,少しスリルがあり昭和レトロな体験といえます。
高岡市の中心市街地にやってきました。
路面電車が走る県内第2の都市ながら,中心商店街はシャッター通りと化しています。
高岡大仏に参拝。
気品ある端正なお顔立ちをされています。
南無阿弥陀仏。南無阿弥陀仏。
さて,高岡には「高岡グリーンラーメン」というB級グルメがあると,観光案内パンフレットに掲載されているではありませんか!
「富山ブラック」は有名になりましたが,「高岡グリーン」は未体験です。これは是非とも食してみたいと,お店を検索しましたが,高岡駅近くの提供店は,なんとすでに閉店していました。ただし,西高岡駅から徒歩約30分のところにある「道の駅 万葉の里 高岡」で提供されているという情報を得ましたので,当然ながら行ってみることに。
ところが,西高岡駅に到着した頃には,タイミング悪く雪が強くなりはじめました。
雪中行軍およそ30分,なんとか道の駅に到着しましたが,お店のメニューのどこをさがしても「高岡グリーンラーメン」の表記が見当たりません!!
あわててお店のヒトに聞いてみたところ,「高岡グリーンラーメン」は1日に1~2食しか注文がないため,つい先日,販売を中止したということでした!
ほかのお店も検索しましたが,提供店は見あたらず,また,みやげもの店でも持ち帰り用の販売さえもしておらず,実質的には「高岡グリーンラーメン」は絶滅した模様です。
失望のなか,「氷見うどん」をいただきます。
失望のなか,「高岡大仏コロッケ」なるものが販売されていましたので,食べます。
高岡市はコロッケの消費量が全国有数ということと,日本三大大仏の高岡大仏にあやかり,長径14cmのジャンボサイズコロッケを提供しているようです。
単刀直入な感想を述べますと,大きいだけのふつうのコロッケです。
南無阿弥陀仏。南無阿弥陀仏。
さらに,失望のなか,「白えびクリームコロッケ」なるものが販売されていましたので,食べます。
富山県はとにかく「白えび」推しがとても強いです。
単刀直入な感想を述べますと,白えびの舌ざわりが悪く,ふつうのえびクリームコロッケのほうがよっぽど美味しいです。
さて,再び雪のなかを約30分歩いて,西高岡駅に戻ってきました。
ところで,地方圏の駅の列車の“接近メロディ”は,近畿圏のJRとは異なり,独特の風情があります。
北陸地方の駅では,「アニー・ローリー」や「村の鍛冶屋」などの曲が単音で流れ,
そして,“接近メロディ”が鳴りはじめても,なかなか列車がやってきません。少なくとも1分以上は鳴りつづけているのではないでしょうか。
次は新高岡駅で下車し,高岡おとぎの森公園にある「ドラえもんの空き地」にやってきました。
土管もあります。
やはり,青空が広がる日に訪れたかったかな。
高岡おとぎの森公園に隣接する「ショウワノート」の本社工場。
「ジャポニカ学習帳」で知られる文具メーカーです。
結果的に,ドラえもんの聖地巡礼のようになってきました。
富山駅まで戻り,ここからは北陸新幹線で本日の宿泊地まで移動することにします。
何やら今夜から明日にかけて日本海側を中心に大雪になると,地上波テレビが大喜びで情報弱者を扇動しているようです。視聴率を上げるのが目的です。冬の日本海側は,この程度の降雪はごくふつうの現象です。中高年層を中心に大半のヒトが地理をまともに勉強していないため,マスゴミにまんまとダマされます。
東京行きの「はくたか」が,長野行きに行き先変更となっています。雪とは関係なく架線トラブルがあったようです。足止めとなるとイヤなので,新幹線が動いている間にさっさと移動します。
難なく上越妙高駅に到着。新潟県に入りました。
明日は,糸魚川まで戻り大糸線に乗車する予定です。糸魚川駅-南小谷駅間の営業係数は3,835円という超ローカル路線です。営業係数とは,100円の収入を得るためにかかる費用のことです。
ところが,JR西日本のHPを閲覧すると,大雪が予想されるということで明日の大糸線の終日運休を発表しているではありませんか!
反社会的勢力のマスゴミのフェイクニュースと,ホワイト社会化に敗北した大企業のコトナカレ主義による被害を,またまた受けることに。左翼活動家のことばを借りれば,人権侵害,憲法違反です。
ホテルにチェックインします。
フツーのビジネスホテルチェーン「東横イン」です。
本日,1月23日は,東横インの創業記念日らしいです。これを記念して,全店で回収した使用済みアメニティのプラスチックをリサイクルしてつくった「歯ブラシケース(歯ブラシは入っておりません)」を,すべての宿泊者に配布しているそうです。
これって,使うヒト,どれくらいいるんでしょう。
大半がゴミになるのであれば,回収せずに最初からゴミにしたほうが地球環境にやさしいわけで,リサイクルに使ったエネルギーがムダとなります。見せかけだけのホワイト社会化の典型例です。
さて,新潟県に来たということで,地域独自のチェーン店に行っておきたいと思います。日本各地には地域独自のチェーン店があり,旅先では訪れたいスポットのひとつです。
えちごトキめき鉄道の春日山駅から徒歩約30分,雪のなかやってきました。
「三宝亭」は,新潟県を中心に展開する中華料理やラーメンなどの飲食チェーンです。
「五目うま煮めん」。
「三宝亭」の代表的逸品です。
とにかく具材の種類と量が多く,麺もボリュームたっぷりです。
これ以外にもメニューはとても豊富で,
「全とろ麻婆麺」は,カップ麺としても全国で販売されています。
そして,雪のなか再び30分かけて駅に戻ります。
本日はここまで。
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