“南海道”からの…旅へ 5

本日も松山からのスタートです。

松山に来たからには,一応,基本はおさえておきましょう。
松山名物「ダイヤモンドクロス」。
線路の平面交差自体も珍しいのですが,専用軌道を走る一般鉄道と路面電車が交差する場所としては,日本で唯一無二のスポットです。

JR松山駅です。本日はここからJR予讃線に乗車します。
伊予鉄道の松山市駅に比べるとこぢんまりとした佇まいですが,特徴ある駅舎です。ただ,駅前の再開発計画が進行しており,新たな駅舎に建て替えられる予定です。

特急「宇和海」で八幡浜駅へ向かいます。

47分で八幡浜駅へ到着。
八幡浜市は港町です。

南予地方の名産「削りかまぼこ」。
これ,なかなか美味しいんです。この地域に来ると,必ず購入します。軽いのでお土産に最適です。

八幡浜の街を散策します。

いきなり出ました!
「銀座商店街」。
地方都市の繁華街,定番の名称です。

居酒屋でしょうか? ちょっとインパクトのあるおもしろいサインボードです。

八幡浜は,“二宮忠八推し”を感じる街です。
二宮忠八は,ライト兄弟よりも早く飛行機の原理を考案したとされる人物で,この八幡浜の出身です。

ただ,ライト兄弟が,世界初の有人動力飛行に成功したという知らせを聞くと,研究・製作中だった“飛行器”をハンマーで破壊し,その後は本業の薬の仕事に打ち込んだらしいです。さっさとあきらめてしまうのは,研究者としてはよくないとの批判もあるそうですが,“最初”や“一番”でないと意味がないと研究から身を引いたのは,いさぎよい態度で共感できます。

豊後水道に面する東予地方の沿岸は,リアス海岸が発達しています。この建物はリアス海岸をイメージしてデザインされたものでしょうか。

さて,八幡浜で麺類というと「八幡浜ちゃんぽん」。ご当地グルメを超えたソウルフードらしいです。

元祖のお店「丸山ちゃんぽん」へやってきました。

和風であっさり系のスープに,練りものと海産物が特徴です。

八幡浜からは路線バスに乗車し,佐田岬半島を西へ。1時間と少しかけて,昨日,レンタカーで訪れた三崎港へ到着。

出航時間まで少しあるので,集落内の坂道を上って海の見える場所へ。
愛媛県にはこんな景色がいたるところにあります。左側の樹林は,もちろんミカン畑です。

「国道九四フェリー」に乗って出航。
国道197号扱いのフェリーです。
およそ4日半滞在した“南海道”を後にして,”西海道”に渡ります。

右側に見えるのが,昨日,“先っちょ”をめざした佐田岬半島です。

今日は,中央構造線にあたる佐田岬半島の“先っちょ”を,贅沢にも海上から眺めています!

若干,海が荒れていますが,あっという間に,大分県の佐賀関沖にある高島が近づいてきました。

大阪-大分を結ぶ「四国新幹線」を十分に通せます。
“地理は行けばすべてわかる”の典型例です。

“新産業都市”の優等生「大分臨海工業地帯」も見えて来ました。

三崎港を出航してから1時間10分で,佐賀関港へ入港。九州,“西海道”へ入りました。
佐賀関製錬所の第二大煙突がランドマークとなっています。現在でも銅製錬が行われています。

バスで最寄りの幸崎駅へ。
ここからはJR九州日豊本線で,南へ向かうことに。

臼杵駅。
となりの上臼杵駅とともに“恋の聖地”をめざしているらしいです。

熱心に写真撮影していると,地元の高校生の冷ややかな視線を感じました。

夕暮れになりましたので,臼杵からは特急「にちりん」で,一気に南下します。
ワンマン運転の特急となっています。JR九州の人員削減には凄まじいものがあります。

豊後水道に面する大分県南部も,リアス海岸が発達しています。

佐伯駅。
「佐伯ラーメン」なるものがあるということですが,今回は素通りします。

宮崎県に入りました。
延岡市は,「旭化成」の典型的な企業城下町です。特急「にちりん」の乗客は,ほとんどが旭化成の社員となった模様です。

面積の大きい宮崎県において,北部の延岡駅から,南部といってもよい宮崎駅まで,所要時間は1時間強です。「旭化成」があるからだと推測できます。

宮崎駅でさらに普通列車に乗り換えて,宮崎県南西端の都城駅までやってきました。

本日はここまで。
としたいところですが,

せっかく宮崎県に来たということで,
就寝前に,近年宮崎で流行りの「宮崎辛麺」をいただきます。

なかなかのボリューム。辛党にも納得の辛さです。

それでは,本日はここまで。

0コメント

  • 1000 / 1000