河合塾の講義がありませんので,しばらくの間,名古屋大都市圏で暮らしてみます。
今朝はJR安城駅からのスタートです。
豊橋駅へ向かいます。
本日はまず,豊橋鉄道渥美線を攻めてみます。
渥美半島に咲く花をイメージした10種類の「カラフルトレイン」が走行しています。
「菊(1810号)」が新豊橋駅に入線しています。
渥美半島は「電照菊」の生産地です。光をあてることで日照時間を長くして,開花を遅らせる抑制栽培法です。
サイクルトレインですか。1台100円で積載できるようです。地方の鉄道では珍しくなくなりました。
かぶりついています。
鉄道界において将来有望な兄弟です。
約35分で終着駅の三河田原駅に到着しました。
駅舎は新しく,周辺もきれいに整備されています。
駅前の工場跡地には,「LaLaGran(ララグラン)」とよばれる交流拠点が整備され,「商業施設」,「まちなか広場」,「親子交流館」が立地しています。
約70年前まで,豊橋鉄道渥美線はこの三河田原駅より先にも黒川原駅まで路線が存在し,さらに渥美半島先端付近までつくられる予定(未成線)でした。
駅前にはこれらを示すオブジェが設置されています。
廃線跡を少しだけたどってみます。
三河田原駅から先には,緩やかなカーブを描いた道路がつづいています。
いかにも廃線跡といったカーブの形状ですね。
河川のなかに遺構が!
これは間違いなく橋脚の跡でしょう!!
現在は新興住宅地となっていますが,この緩勾配はまちがいなく廃線跡です!!
廃線跡をたどる旅はキリがないので,このあたりでやめまして,
三河田原駅に戻ってきました。
「菖蒲(1805号)」が入線しています。
新豊橋駅方面へ戻ります。
キャベツ畑がひろがる「やぐま台」駅で下車したところ,偶然,キャベツ色の「しでこぶし(1806号)」がやってきました。
愛知県はキャベツの生産量が第1位。
一面にひろがるキャベツ畑は,日の光のあたり方によって,緑色にグラデーションがかかります。
黄緑色の車両は,一般にあまりなじみのない“しでこぶし”ではなく,花にこだわらないのであれば,沿線にひろがるキャベツ畑をフィーチャーして「キャベツ(1806号)」としたほうがよいのではないでしょうか。
新豊橋駅方面への列車に乗って,今度は高師駅で下車。
車両基地があります。
奥は「はまぼう(1802号)」,右側からやってきたのは「椿(1808号)」です。
駅の北東側は「高師緑地」とよばれる公園になっており,緑地内のクロマツ群落のなかを線路が貫いています。
豊橋鉄道渥美線は,予想以上に見どころ満載の路線でした!
お昼ごはんを食べるために,JRの三河安城駅にやってきました。東海道新幹線との接続駅ですが,普通列車しか停車しません。
新幹線の駅舎はデンマークの農家をイメージしたデザインです。“日本デンマーク(日本のデンマーク)”安城がここにも表現されています。
安城B級グルメの「北京飯(ぺきんはん)」。
玉子丼に豚肉の唐揚げがのせられています。
単純な料理なのですが,これまで出会ったことのない味わいで,名称はよくないですが,完成度の高いご当地B級グルメです!
昼食後は,JR東海道本線で大府駅へ向かいます。
名古屋大都市圏で4日間,列車に乗り続けて気づいたことは,
クロスシートの向かい合わせ4席の窓側に1人で座っていた場合,次にくるヒトは,近畿ではほとんど場合は対角線にあたる斜向かいに座りますが,名古屋大都市圏ではこのように隣に座るヒトが多いということです。
毒舌ながら真理を突いてしまいますが,
名古屋ではじまり名古屋を本拠とするK塾の経営陣や中高年の雇用講師がもつ特有の“鈍~い感性”に相通ずるものがあります。
向かい側の座席が空いているにもかかわらず,大量の荷物を抱えたおっさんと隣どうしで密着しながら,大府駅に到着しました。
駅構内には「ホキ1000形貨車」が留置されています。フライアッシュと炭酸カルシウムを運ぶ貨車ですが,貨物輸送専門の第三セクター鉄道事業者「衣浦臨海鉄道」を走るホッパ車でしょうか?
大府駅からは,JRのまたまた盲腸線である「武豊(たけとよ)線」に乗車してみます。
明日は「菊花賞」で,武豊(たけゆたか)が騎乗するアドマイヤテラも出走しますので,縁起担ぎにもなります。
沿線は農地や工場が多いのが特徴です。
意外にも愛知県で最初につくられた鉄道路線です。
約30分ほどで,終着駅の武豊駅に到着しました。
駅周辺はとくに珍しいものはありませんが,西側を名鉄河和(こうわ)線が走っており,またまたユニークな名称の駅があるので,行ってみます。
「上ゲ駅」。
「あげ」と読みます。
「ゲ」って!
ゲッと思ったところで,
本日の麺類 × 鉄道の“麺鉄”のため,JR武豊線,東海道本線を乗り継いで岐阜駅へ向かいます。
JR岐阜駅に到着。
ちょうど寒冷前線の通過中で激しい雨です。
中華そばにえびの天ぷらがのせられた「天ぷら中華」なる麺類が存在するということで,雨のなかを岐阜の中心市街地へ向かいます。
天ぷら中華がメニューにあるという「大福屋」にやってきました。
ところが,
ゲッ!
なんと,肝心の“えびの天ぷら”が売り切れ!!
えび天なしの中華そばを店員にすすめられましたが,
いやいや,中華そばを求めて雨のなかここまでやってきたわけではないので,あきらめて退店し,商店街のなかをトボトボと引き返すことに。
捨てる神あれば拾う神あり,別の店の前にあった食品サンプルのなかに「天ぷら中華」を偶然にも発見!!
“えびの天ぷら”は少しショボいですが,なんとかありつけました!!
残念ながら,名古屋大都市圏での生活は本日にて終了。明日からは仕事に戻ります。
日常では使うことのない「岐阜羽島駅」から新幹線に乗車して帰路につこうと思います。
名鉄岐阜駅から名古屋本線に乗車します。
快速特急で5分,笠松駅で跨線橋を渡って反対側のホームへ。
竹花線,羽島線に乗り換えます。
新羽島駅までさらに20分強,乗り換え時間を含めて名鉄岐阜駅から30分以上かかりました。
非常に不便です。東海道新幹線の岐阜県内駅は大垣駅にするのが妥当でした。岐阜羽島駅が“政治駅”と揶揄されるのもやむを得ないでしょう。
名古屋大都市圏での4日間の生活を満喫しました。
ありがとうございました。
0コメント