仕事帰りは,本日もつづきます。
朝霞台駅より,東武東上線に乗車し北上します。
武蔵野台地の鶴瀬駅にやってきました。
近郊駅のレトロな駅ビルが併設されています。
乗り心地の悪い路線バスにゆられて,
新田集落の典型例,埼玉県の三富(さんとめ)新田の上富(かみとめ)へやってきました。
雑木林のある路村形態となっています。
旧島田家住宅。
茅葺屋根の民家が移築・復元されています。
座敷には4つの部屋があります。
土間にはかまどや,
囲炉裏(いろり)があり,
火が入っているところを見られるのはレアです。
新田集落は,その開拓方法により,
道路に面した屋敷地,その背後に耕地,さらに背後に薪や堆肥となる落葉の供給地となる雑木林(ヤマ)があるため,「短冊状」の区画となっています。
冬から春にかけては表土が乾燥することが多く,風食を防ぐためにウツギや茶の木が植えられています。
今日は積雪のため,わかりにくいですね。
畑の土は,長年の土壌改良によって肥沃な色味をしています。
下富(しもとみ)付近。
雪の三富新田も,みめよい風景です。
次の路線バスが来るまで,まだかなり時間がありますので,周辺をウロつきます。
「多聞院」毘沙門堂の“身がわり寅”。
災いを毘沙門天の使いである寅に託して納めるという風習があるようです。
こちらは「笠地蔵」。
雪景色がピッタリです。
武蔵野の象徴となっている人工林の雑木林がいたるところにみられます。
江戸時代以降の新田開発にともなって,燃料の薪や炭,農地の堆肥にするために,コナラやクヌギなどが植えられました。
?! 武蔵野台地で,なんと滋賀県民の“飛び出し坊や”を発見しました!
移民が進行しています。
ようやくバスが来る時間になりました。
ライフラインともいえる
乗り心地の悪い路線バスにゆられて,ふじみ野駅へ向かいます。
ふじみ野駅周辺は,タワーマンションもあり都会的な街並みです。
つい先ほどまで農地のなかの未舗装の泥道を歩いていましたが,このギャップはなかなかのものです。田舎と都会のモザイク埼玉県の本質を体感しました。
東武東上線を北上し,東京大都市圏の外縁部までやってきました。
駅名が示すとおり,「国営武蔵丘陵森林公園」が近くにあるようです。
駅からは遊歩道と自転車道でつながっているらしいですが,今回は公園ではなく,1.5kmほど歩いて,
レストラン「馬車道」へ。
日本各地には地域独自のチェーン店があり,旅先では訪れたいスポットのひとつです。
埼玉県を中心に展開するファミリーレストラン系チェーンです。
人気メニュー「馬車道ビーフハンバーグ」をいただきます。
チーズはもちろん,フランクソーセージも味わえるのがうれしいですね。
そして,ウェイトレスの衣装も人気の要素みたいです。
明治時代の女学生をイメージした矢絣模様の和服と袴をベースとしたデザインです。
わかる気がします。
東武東上線をさらに北上し,終着駅の寄居駅に到着。
東武鉄道,JR東日本,秩父鉄道の3路線が乗り入れる一大ターミナルですが,想像以上に寂れており,駅前はひっそりとしています。
また,寄居町といえば,谷口集落の代表例です。
ここで,秩父鉄道に乗り換えて,埼玉県の最果てを目指します。
! 石灰石ばら積み貨車がやってきました。
さすがは石灰石産地。
「ヲキ」という車両記号,たまらないですね。
「はぐれ」駅ですか。
むかし「はぐれメタル」っていうのがいました。「はぐれ刑事」っていうのもいましたが,もう天国に召されました。
「波久礼」駅と漢字で表記されるようです。
列車は長瀞渓谷に沿って走ります。
秩父市に入りました。
セメント工場があります。
秩父鉄道の御花畑駅で,西武鉄道秩父線と接続しています。
武甲山は石灰岩の山です。石灰石の採掘により独特の形状となっています。
寄居駅から1時間15分かけて,終着駅の三峰口(みつみねぐち)駅に到着。
埼玉県の最果て,埼玉県のチベット高原と言うにふさわしいロケーションです。
朽ち果てたコカ・コーラの看板をも取り込んだ情景をもつ名駅舎ですね。
さて,引き返します。
三峰口駅からしばらくは,貸切列車状態です。
一大ターミナル寄居駅などを経由し,蕨(わらび)駅へ向かいます。
東北本線(京浜東北線)の蕨駅西口近くの
ピッツァ&パスタ「るーぱん」へやってきました。
日本各地には地域独自のチェーン店があり,旅先では訪れたいスポットのひとつです。
埼玉県に展開するファミリーレストラン系チェーンです。
人気メニュー「ボンゴレ 赤」をいただきます。
なんと,605円という破格の価格,
小麦価格の高騰のなか,あまりにも安過ぎます!
かつ,十分に美味しいですね。
仕事帰りにちょっと寄り道をしましたが,帰路に就こうと思います。
蕨駅から東京駅に出て,東海道新幹線に乗車します。
ありがとうございました。
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