北陸からの…旅へ 6

おはようございます。
鉄道旅ではいつも早朝から出かけますが,今朝もゆっくりめのスタートです。

長野県といえば「そば」ですが,長野県に入ってからお店ではそばを食べていませんでしたので,ホテルの朝食ビュッフェでいただいておきます。

さて,そろそろ帰ります。
本日が最終日です。

今朝はJR大糸線が動いているということですので,松本駅から糸魚川駅まで全線完乗したいと思います。

松本駅の駅前には「ALPICO PLAZA」があります。アルピコ交通が運営する商業施設です。“アルピコ”とはおもしろいひびきの名称ですが,ALPINE CORPORATIONSの略号だそうです。

松本駅から大糸線に乗車します。

ところで,松本駅では列車が到着すると,
国鉄時代の駅員の肉声放送と同じような音調で,
「まつもとぉ~,まつもとぉ~,まつもとぉ~」と語尾を伸ばした“自動放送”が流れます。
「やきいもぉ~」と同じ音調です。
自動放送だけに独特のインパクトがあります。声優の沢田敏子氏のものです。こういうのはいつまでも残しておいてもらいたいものです。
JR九州の一部の駅でも,同様の自動放送が流れていたように記憶しています。

穂高岳が見えます。

沿線にはわさび田もあります。

大糸線は,飛騨山脈(北アルプス)の東側を走ります。
車窓風景がとても美しい路線です。

辛いうやつ,信濃大町駅で購入。

仁科三湖のほとりを北上してゆきます。
南から木崎湖,

中綱湖,

青木湖の順に,次々と現れます。
湖の分類では堰止湖になります。

積雪で火星人の一斉襲来のようになっています。

南小谷(みなみおたり)駅に到着。JR東日本の路線はここまでで,ここから北はJR西日本の非電化の路線となります。

8時ちょうどの「あずさ」5号は,なんと新宿駅から約4時間かけてこの南小谷駅まで乗り入れています!

新潟県に入りました。
列車は,フォッサマグナ西縁の糸魚川・静岡構造線に沿って走ります。

雪が積もっていることで,断層運動による三角末端面がよくわかります。

糸魚川駅に到着。
大糸線の完乗達成です。みどころがたくさんあるなかなかよい路線でした。

大雪,大雪とうれしそうにマスゴミがわんわん吠えていましたが,糸魚川の中心市街地ではほとんど積雪はありません。
雁木(がんぎ)も役に立っていないですね。
雁木とは,積雪時に通路を確保するための大きな庇(ひさし)です。雪の多い日本海側の街によくみられます。

駅から徒歩5分の「月徳飯店」にて,「糸魚川ブラック焼きそば」をいただきます!
“まちおこし”を目論み,B級グルメとして,たいして特徴のない“やきそば”が各地に乱立するなか,これはヴィジュアル,テイストともに,記憶に残るB級グルメやきそばといえます。

同店には,「セメントラーメン」,「セメントチャーシューメン」というメニューもあります。歯が折れそうなほどにセメントのごとく硬い麺なのでしょうか?
地理講師としてはひじょ~に気になりますが,次の機会にいただきたいと思います。

駅前の「ヒスイロード」には,さまざまな岩石などが並べられています。
ヒスイ産地と糸魚川・静岡構造線による“まちおこし”の目論みの象徴です。

糸魚川駅から北陸新幹線に乗車し,3日ぶりに富山駅に戻ってきました。

北陸地方定番のお菓子といえば「ビーバー」。いろんな種類が出ています。
おみやげに購入。

富山駅前に魚市場?
かに・海鮮問屋「魚どん亭」。
入ってみます。

「お刺身 富山湾旬の盛り合わせ 一人前」。
これは最後に大当たりのお店!

岐路につきます。
ただ,フツーに帰るのはもったいないため,高山本線を使います。

2022年にデビューしたハイブリッド気動車HC85系に初乗車。


富山駅から名古屋駅まで,特急「ひだ」で3時間49分,列車旅を存分に楽しみます。

途中の高山駅で車両の増結!

ハイブリッド車両は,回生ブレーキでつくられた電気をバッテリーに貯蔵できます。

あっという間に3時間49分が経過し,名古屋駅に到着。

それでは,東海道新幹線に乗車し,日常生活に戻ります。
ありがとうございました。

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