おはようございます。
運よく,今朝は雲海が出来ています!
まさに,“天孫降臨の地”にふさわしい神秘的な光景が目の前にひろがっています。
雲海の下には高千穂の街があります。
物理学的にこの現象を解説しますと,今朝は天気がよく放射冷却が進んだことと,風が弱かったことが成因としてあげられます。
ブロッケン現象?
つくってみました。
本日は高千穂参詣。
まずは,天岩戸神社西本宮にやってきました。
天照皇大神(アマテラスオオミカミ)がお隠れになられた天岩戸を,御神体としてお祀りしている神社です。
この拝殿の奥には,天岩戸遥拝所があり,神職の方にご案内していたただけるということですが,早朝であるため,後ほど伺うことに。
西本宮から岩戸川の谷へ下ります。
天安河原(あまのやすかわら)。別名,仰慕ヶ窟(ぎょうぼがいわや)。
天照大神が天岩戸にお隠れになられ天地暗黒となったときに,八百万(やおよろず)の神がここに集まり神議された場所です。
やはり先月の台風による河川増水で施設が破損していますが,そんなことにはまったく関係のない神々しい雰囲気を感じます。
稲刈り後の稲穂の天日干し。
かつてはこの時期,ごくふつうの日本の農村風景でしたが,最近はほとんどが乾燥機を使うため,珍しい光景となりました。
昨晩,夜神楽を楽しませていただいた「高千穂神社」。改めて参拝させていただきます。
巨樹に歴史の深さを実感します。
天真名井(あまのまない)。
ケヤキの大木の根元に湧水がみられます。
日本ほど水に恵まれた国は,ほかに知りません。
槵觸(くしふる)神社。
ここが天孫降臨の地「槵觸の峰」ということです。
旧高千穂駅にやってきました。
高千穂に来て,旧国鉄高千穂線の高千穂鉄道をスルーすることはできません。
「高千穂鉄道株式会社」から運営を引き継いだ「高千穂あまてらす鉄道株式会社」が,高千穂駅-高千穂鉄橋間を観光向け保存鉄道として運行しています。
それにしても,この「きっぷうりば」の表示板,いいですねえ。
鉄道ファンなら部屋に装備しておきたいグッズです。
駅構内に入ります!
駅施設や線路は完全に現役です。
展示室もあります。
かつて使われていた券売機も展示されていました。
車庫も見学できます。
そしてなんといってもスゴいのが,
車両の足回り点検用のピットに入ることができます!
車両の床下機器を見ることができるのはとても貴重です。
これだけの充実した内容であるにもかかわらず,入場料は格安の100円。
さて,駅構内の見学のあとは,このグランド・スーパーカートに乗って高千穂橋梁まで往復30分の鉄道旅を楽しみます。料金は入場料込みで1,500円。
乗車時には車掌がきっぷに鋏(はさみ)を入れてくれます。
2両編成の後ろの車両の最後尾に着席。
かつての鉄路を,オープンエアの車両で走りながら体験できるという場所は,数少ないのではないでしょうか。
昨日の夕方に訪れた「天岩戸駅」跡ですが,今日は線路側から眺められます。
グランド・スーパーカートは,高千穂橋梁の真ん中まできて停車します。
はるか眼下には岩戸川の渓谷が見えます。
客車の床の一部は強化ガラス板がはめ込まれています。
岩戸川の河底から桁の上面までの高さは105メートルあり,供用時は日本でもっとも高い鉄道橋として知られました。
高千穂橋梁からの眺めを楽しんだあとは,進行方向が逆となり高千穂駅へ引き返します。
2両編成の後ろの車両の最後尾に着席しておりましたので,帰路は“かぶりつき”です!
念のため,鉄道用語解説。
“かぶりつき”とは,列車の先頭に乗って,前方のようすを“真剣に”眺めることをいいます。また,最後尾で後方に向かってかぶりつきを行うことを,“逆かぶりつき”といいます。
旧国鉄高千穂線の高千穂鉄道,
堪能しました。
お昼ごはんは棚田を眺めながら,蕎麦をいただきます。
「おたに家」。
無農薬自家栽培の十割もりそば。
蕎麦湯も濃厚です。
さて,午後からは再び高千穂参詣に。
天岩戸神社東本宮にやってきました。
天照皇大神が御祭神です。静かな佇まいです。
東本宮の奥にあるのが「七本杉」。
根がつながっているとされています。9本ありますが,右側の7本がそれにあたるということです。
高千穂は,とにかく“神楽(かぐら)”推しです。
街中のいたるところに,神楽面や人形があります。
電動式の人形もあり,突然,動き出したり音が鳴ったりして,ちょっとコワい場面にも遭遇します。
高千穂参詣の最後は,「天岩戸」遥拝に参ります。
再び,天岩戸神社西本宮にやってきました。
「オガタマ」の木があります。
天照大神が天岩戸にお隠れになられ天地暗黒となったときに,天鈿女命(アメノウズメノミコト)がこのオガタマの木の枝を手にして天岩戸の前で舞ったとされます。
拝殿の奥に天岩戸遥拝所があり,ここからは神域に入りますのでお祓いを受けます。
天岩戸は写真撮影禁止です。
謹んで遥拝させていただきました。
写真は,瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)が降臨したと伝承される山のひとつである二上山(ふたがみさん)。
日本の聖地「高千穂」参詣。
比較的多くの場所を参拝することができました。
高千穂を後にして,熊本駅へ戻ります。
途中,「通潤橋(つうじゅんきょう)」の表示板があったため,ちょっと寄り道を。
白糸台地に農業用水を送るため,江戸時代に建設された石造りアーチ水路橋です。
土日休日には,中央の開口部から“土砂吐き”のための放水が行われることで有名です。
通潤橋の上流に「円形分水」があるということで,さらに寄り道を。
物理学的に農業用水を配分できる施設です。
ここは7:3の分水となっているようです。
熊本市内まで戻ってきました。
日本各地には地域独自ののチェーン店があり,旅先では訪れたいスポットのひとつです。今回はマー油系熊本豚骨「味千拉麺」の本店にやってきました。
地元で長年営業しているということは,多くの支持があるからです。チェーン店は安定の味,ハズレはありません。
熊本駅に到着。
乗車する新幹線の時刻まで,まだ1時間程度ありますので,駅ビルにあった馬肉専門店「菅乃屋」で,「馬刺し4種盛合せ」と,
タレユッケ,
プラス,アルコールを。
新幹線で帰路につきます。
東九州+熊本の旅,2日間以上の2日間でした。
ありがとうございました。
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