Go West 1日目

うまい具合に,本日と明日の2日間,講義は休講日ということで,始発の新幹線で短期の旅に出ます。西へ向かうのはひさびさで,一時期は仕事で週4回乗車した山陽新幹線も,今朝は少し新鮮に感じます。

先月,西九州新幹線の武雄温泉駅-長崎駅間が開業したということで,“西九州”ではなく“東九州”へ向かいます!
これまでも,こういった逆説的な行動によって新たな創造性のヒントを得てきました。

車窓から徳山(山口県)の石油化学コンビナートが見えます。カーブ区間で減速するため,新幹線の車窓にしては比較的長めの時間,工場モエできます。

新大阪駅から3時間強で熊本駅に到着。あっという間でした。
“東九州”といいながら熊本駅に来とるがな,とつっこまれそうですが,今回のメインの訪問先,“天孫降臨の地”高千穂ですが,熊本駅経由のほうが時間距離が短いんです。

とりあえず,ラーメン食べときます。

熊本ラーメン「桂花」で「桂花拉麺」をいただきます。
中太固めのストレート麺は独特の食感,スープは豚骨鶏がら白湯,マー油がアクセントとなっています。茎わかめが入っているのが特徴的です。

宮崎県高千穂町へ向かいます。天照大神の孫にあたるニニギノミコトが,高天原から天降った場所です。これまで訪れる機会がなく,たいへん恥ずかしながら今回が初訪問です。ほんとうは鉄道で行きたかった場所なのですが,旧国鉄高千穂線の高千穂鉄道は,2005年の台風被害によって2008年に廃止されていますので,ばんやむなく熊本駅からレンタカーで向かうといった始末です。

やはり熊本ということで,たびたびウシに出会います!

快晴です。
あまりにお天気がよいので,阿蘇山の北側外輪山方面へより道を。
カルデラ外輪山の側壁がとてもキレいに眺められます。

徳富蘇峰が名づけたそうです。

外輪山から火口原と中央火口丘を眺めています。

火口原へ下りてきました。

本日2度目のお昼ごはんは,宮地駅前の「まかない家MATSU」にて,赤牛をつかった「阿蘇ハヤシライス カルデラプレート」を注文。

赤牛ステーキで覆われたカルデラに,阿蘇トマトをつかった濃厚なハヤシライスソースを,溶岩流のごとく流し込んでからいただきます。

さて,いよいよ高千穂へ。

まずは高千穂峡へやってきました。
ところが,なんと先月の台風による河川増水で遊歩道の施設や路盤が破損して通行止め。
まあ,旅先ではこいうこともよくあります。

やや遠めからですが,「真名井の滝」を眺めています。
それでも十分に絶景です。

お次は,旧国鉄高千穂線の高千穂鉄道「天岩戸駅」跡へ。現役さながらの状態で残っています。

「天岩戸駅」跡のすぐ東側は,かつて最も高い鉄道橋であった「高千穂橋梁」があります。
ここに立っていると,今にも列車が走って来そうな感覚さえおぼえます。

日没後は,高千穂神社にて毎日行われている「夜神楽」の観覧。

「手力雄の舞」,「鈿女の舞」,「戸取の舞」,「御神躰の舞」の4番が演じられます。

タヂカラオノミコトが岩戸を遠くへ投げ捨てるシーン。
長野県の戸隠まで飛んで行きました。

「御神躰の舞」。
こちらは喜劇的な場面もあり,会場は和やかな雰囲気となりました。
こいうった日本の伝統芸能は厳かでお堅いイメージですが,意外にも「ザ・ドリフターズ」のような定番のお笑いの場面が組み込まれていたりします。

1時間の公演はあっという間に過ぎました。

「夜神楽」を楽しんだ後は,宿泊場所に向かいます。

政府が実施する“全国旅行支援”とやらに踊らされた情報弱者の中高年が,アホみたいに大挙して旅行をはじめた結果,ちょうどよい宿泊場所が確保できず,今夜は“オートキャンプ場”で,はからずも流行りの“ソロキャンプ”をすることに!!

まあ,旅先ではこいうこともよくあります。

ねっと ちきゅうげきじょう

Earth Theatre Online

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