ノマドワーキング 最終日

おはようございます。

今朝のチョイスは,かなり迷って「土佐カンパチ定食」。
朝食のお刺身は,非日常的で旅先ならでは贅沢です。

さて,明日から2月に入り,私立大学の入学試験の時期に入りますので,ノマドのごとくウロつくのは本日までです。

午前中は一般的な観光を。

高知駅前には,幕末に活躍した「土佐勤王党三志士の像」があります。左から順に,武市半平太,坂本龍馬,中岡慎太郎となります。
日本史の講義では,幕末・維新のところがいちばん好きでした。

高知市の中心部の「はりまやばし」にやってきました。
高知ではどこへ行っても「アンパンマン」に出会います。

はりまや交差点には,土佐電気鉄道の路面電車の線路が交差することで知られる“ダイヤモンドクロッシング”がみられます。

札幌時計台,オランダ坂ともに知られる“日本三大がっかり名所”の「はりまや橋」は,なんと改修工事中で覆いが被せてあります。

単なるコンクリート製の小さな朱塗りの橋で,もうすでに以前から何回もがっかりしています。

高知駅からJR土讃線に乗車し,土佐山田駅にやってきました。
日本三大鍾乳洞のひとつ「龍河洞」へ向かいます。
駅前から路線バスに乗ります。

途中,突如として立派な建物が出現!
高知工科大学香美キャンパスのようです。
高知に,そして日本に製造業を取り戻して,インバウンド依存の観光業をぶっ壊してほしいものです。

約20分で龍河洞の入口に到着。
鍾乳洞内はかなり狭いらしく,ここで荷物を預けます。

洞口までエスカレータが設置されています。
超高齢社会の象徴です。

洞口に到着。神々しい雰囲気が漂っています。
洞内探索に出発します。

想像以上に狭小で,閉所恐怖症のヒトはちょっと苦しいかもしれません。

洞窟を5分ほど進むと,“洞穴に住む爺さん”のごとく,突然!,職員が現れ,解説をしてくれます!!

立派な石柱や鍾乳石,石筍などを間近で見ることができますが,

ライトアップでのカラーリングは不要で,地理講師としてはふつうの照明下で観覧したいんですね。

これはおもしろい偶然の産物ですね。

プロジェクションマッピングも行われていましたが,
まったく不要。
地理講師としてはふつうの照明にしていただきたい限りです。

約40分ほど探索しました。
なかなかのアドベンチャーでした。

洞窟の外側も石灰岩がゴロゴロと転がっています。

「龍河洞博物館」が併設されています。

鍾乳洞の地形などが端的に展示されています。

1時間強ほどで荷物を預けていた「龍河洞観光センター」へ戻ってきました。
路線バスの出発時刻まであと30分ほどあります。
この観光センターの職員は非常に親切で,「遠慮はいらないから 暖まってゆきなよ」ということで,暖炉の前でバスの時間待ちです。

さて,高知市内に戻り,
“どろめ”(生しらす)が入荷されているということで,「高知とさのさと」にある「安芸しらす食堂」にて「どろめ丼」をいただきます。

午後からは,土佐電気鉄道をめぐります。

土佐電気鉄道(とさでん)は,伊野線,後免線,桟橋線,駅前線の4路線からなりますが,後免線の一条橋駅-清和学園前駅は,駅間距離の最短区間として有名です。

手前が「一条橋」駅,奥に見えるのは別の駅「清和学園前」で,距離は約60m!

ただ,清和女子中学校・高等学校は,2026年度末で閉校となる予定で,ひょっとすると清和学園前駅も廃止されるかもしれません。

伊野線の終着駅である「伊野駅」へやってきました。

終端の線路上には,なんと自動車が停められています!!
何でもありです。

駅の終端側は,文房具店の前まで線路が敷かれ車止めが設置されています。
現在は,ここまで鉄道車両が入ってくることがないため,自動車が停められていると推定されます。

伊野駅を東側に出たところに,引き込み線の跡が残っています。

独特のカーブを描いて廃線跡は北に延びています。
架線柱も残っています。

現在は駐車場になっていますが,ここは鉄道車両の車庫があった推定されます。

伊野線の「宮の奥駅」です。
一見,バス停に見えますが,線路があって混乱します。

伊野線の「咥内(こうない)駅」付近です。
線路と県道の間に水準点をみつけました。ちょっとうれしいですね。

線路のないところに踏切が?!

なるほど。
カーブした道路の先すぐのところに,警報機のみで遮断機のない第3種踏切が存在し危険なため,“予告信号”的に手前にもうひとつ警報機が設置されているということですか。

伊野線の「朝倉駅」。
ホームは存在せず安全地帯のみ。待合室は地元のコンビニみたいで,日頃利用していない人間にとっては,ここに電停があることに気づかずスルーしてしまいそうです。

片側1車線の狭い道路に路面電車が走り,自動車はうまく対向車線に除けながら走っています。

このあたりは単線区間ですので,行き違いのための列車交換ができる場所もみられます。

伊野線の「鴨部駅」。
複数のバス停と混在していて,表示もごちゃごちゃです。
ほとんど消えてしまっていますが,一応「電停」との表示があります。

土佐電気鉄道のカオス感を,必要十分に堪能できました!

高知駅に戻り,帰路につきます。

おみやげも購入!

特急「南風」で,JR土讃線の山岳路線を爆走します。

2時間弱で,宇田津駅に到着。
全然,乗り足りません。

“麺鉄”旅行ですが,そういえば本日は麺類を食しておりませんので,

高松駅まで,ちょっと寄り道をして,

駅前の「めりけんや」で「肉うどん」を注文。

たいがいのうどん屋では,肉うどんを注文すると,どこが肉うどんやねん!! と言いたくなるくらいに牛肉がちょこっとしか入っていないのですが,このお店は牛肉たっぷりで満足でした。

JR予讃線・本四備讃線・宇野線,山陽新幹線と乗り継いで,日常生活へと戻ります。

ありがとうございました。

ねっと ちきゅうげきじょう

Earth Theatre Online

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