ため,少し遠回りして帰ります。
昨晩までのN予備校の特別番組出演のため,結局,東京で4泊しました。
なお,
本日は今上陛下の御誕生日であり,謹んでお祝いを申し上げます。
さて,東京上野駅から,北陸新幹線に乗車します。
「Suicaのペンギン×Humming Cafe」なんてのがありました。
駅弁の「深川めし」。
!? アナゴがのっていません。単なるアサリ飯に中身が変わってますね。
扉の不具合で,30分ほど遅れて,上田駅に到着。
ここで新幹線から降りるのは初めてだと思います。第3セクターの「しなの鉄道」に乗り換えます。
西へ2駅,「テクノさかき」駅に到着。
頭のなかに,YMOの「RYDEEN(ライディーン)」が流れてきました。
駅舎内の設備はオーソドックスですが,デザインはシャープで“テクノ”感があります。
一方,跨線橋の階段には防鳥用の疑似カラスが吊るしてあります。
“長野県”感があります。
「停車?」
これは,運転手用の注意喚起用の表示ですかね。
駅前の風景はとても牧歌的で,“テクノ”感は全然ありません。
頭のなかで流れていたメロディも,いつのまにか消え失せました。
駅裏には「坂城テクノセンター」があります。駅名はここからとられています。
頭のなかに,YMOの「TECHNOPOLIS(テクノポリス)」が流れてきました。
地場産直売所にあった“やきいも”自動販売機。
餃子をはじめとして,最近このタイプの自動販売機が増えていますね。
「テクノさかき」駅から徒歩30分弱,
この地域では,この時期,“おしぼりうどん”なるものが食べられるということで,そば・うどん「かいぜ」へやってきました。
ヤギが飼われています。
いずれはお店の食材と化すのでしょうか。
「わがままセット」を注文。
うどんとそばの両方を楽しむことができます!
この地域特産の辛味大根「なかんじょ大根」,通称「ねずみ大根」をすりおろした「おしぼり」とよばれるしぼり汁に,味噌を溶かし薬味を加えて,これをつけダレにして食べます。
うどんも独特の色味です。
まずは,「おしぼり」のみでいただきましたが,“テクノ”感がシャープ過ぎましたので,味噌と薬味を入れてマイルドに。
お漬物も「ねずみ大根」ということです。
お約束,
「おしぼりうどん」店の「おしぼり」。
一応,単独で撮影しておきます。
なんとわがままにも,お蕎麦も堪能できます!
つけダレはそばつゆですが,ワサビを加える代わりに「おしぼり」を注いでいただきます。
本日の“麺鉄”は,1店舗で2種類クリア。
再び,「テクノさかき」駅に戻り,しなの鉄道で篠ノ井駅まで,JR篠ノ井線に乗り換えて,特急「しなの」で塩尻駅へ向かいます。
おなじみ,日本三大車窓「姨捨駅(おばすてえき)」。
塩尻駅に到着。
東京での仕事が増えたことで,頻繁に訪れるようになりました。
ホームのぶどう園を見学。
ぶどうの実る季節に再訪したいと思います。
さて,この後は伊那へ向かいます。
中央本線“大八回り”で辰野駅へ。
辰野駅の構内はとても広く,1983年に塩嶺トンネルが開通し中央本線のメインルートが岡谷-塩尻の直線ルートに変わるまでは,中央本線と飯田線の乗り換え駅として賑わったことが偲ばれます。
辰野駅で飯田線に乗り換えて,伊那市駅へやってきました。
伊那の街を散策するのは,今回がはじめてですが,なかなかユニークな街です。
昔ながらの映画館「旭座」。
なんと,営業中!!
年寄りだけではなく,親子連れ,中高生も来館するそうです。
この街,どこにでもあるような地方都市ではなさそうです。
何しにこの街へ。
「ローメン」を食べるためです。
太めの蒸し中華麺に羊肉やキャベツなどの野菜を加えた伊那地方特有の麺料理です。もともとは,「炒肉麺(チャーローメン)」とよばれていたそうですが,いつしか「炒(チャー)」が取れて「ローメン」に。ラーメンのような「スープタイプ」と,スープのない「焼きそばタイプ」の2種類あります。
中華料理店「萬里」が誕生の地ということで,石碑まで建立されています。なかなかユニークな街です。
「萬里」はスープタイプです。
伊那地方は牧羊がさかんで,羊肉が手に入りやすかったことから羊肉が使われています。なかなかワイルドな風味です。
「ローメン」は“味変”もその特徴のひとつです。
最初は「ソース」と「酢」をかけるのが基本で,食べ進めるとともに,「七味唐辛子」,「ごま油」,「ラー油」,「すりおろしにんにく」などを加えながら,好みの味をつくってゆくのがまさに醍醐味だそうです。
食堂の看板にも,「ギョーザ」,「丼物」,「ラーメン」と同じ並びに,「ローメン」がきています。
郷土料理としての定着ぶりが伺えます。
この街,どこにでもあるような地方都市ではなさそうです。
短時間でしたが,めっちゃ街が楽しかったですね。
塩尻駅に戻り,
ここからはいつものように,特急「しなの」で木曽谷を名古屋に向かって下ってゆきます。
約2時間で名古屋駅に到着,新幹線に乗り換えて帰ります。
“テクノ”と“麺鉄”3種類,なかなか充実した帰路となりました。
ありがとうございました。
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