丹波路にて麺類ハシゴ

11月初めの福井以来のお出かけ。しかも,今日は日帰りです。
京都駅から特急「はしだて」で福知山へ。

京都駅を出ると,あっという間に保津峡です。

自分が大学生だった頃は京都から,たとえば亀岡まで行こうと思えば,単線の行き違い待ちばかりですごく時間がかかり,使えない路線のイメージがいまだに染みついています。嵯峨野山陰線は2010年に京都駅構内の一部を除き園部駅まで複線化した結果,今や京都-園部間は特急で28分,快速でも36分です。

約75分で福知山駅に到着。少し乗り足りないですね。
それにしても,改築された地方都市の高架駅のプラットホームはどこも同じような構造で味気がないです。

南口の公園には,蒸気機関車と転車台が。

北口に出て,まずはB級グルメの「ゴム焼そば」を食べに行きます。
駅から徒歩2分の「粉もの屋」。B級グルメは焼きそばが多いですね。

今日は昼ごはん2食ですから,
食べる前に飲む!

出てきました。
若干モチモチした麺ですが,“ゴム感”がもっともっとほしいところです。トマトソースが少しのせてあり,イタリアンテイストへの変化が楽しめます。

はらごなしに少し街を散策します。

福知山は城下町です。
共通テスト地理B第1日程の地域調査の大問では,同じ京都府の宮津市が出題され,城下町の読図問題もありました。城の周囲は元武家地で,現在は公共施設などが立地することが多いのですが,福知山はまさにそのとおりです。

福知山城と市役所!

福知山城と裁判所!

なかなかの立派な城です。
今月最終回を迎えたドラマの舞台にもなっていたようです。

仏蘭西焼菓子調進所「足立音衛門」。洋菓子屋さんみたいです。

“鉄道のまち福知山”といわれただけあり,鉄道関連施設もところどころにみられます。

長大なシャッター通りです。

御霊(ごりょう)神社。明智光秀も祀られているそうです。

街の散策での最大の発見は,この“ガス”。
街中の道路のあちらこちらでみられました。
ガス管埋設の表示板だと思いますが,こんなに大きな金属製のものは珍しいです。

さて,ぐるっと街を1周して,駅北口にもどってきました。
駅から徒歩4分,超人気店「麺屋 Somie's」へ。
並ばずに入店!
馬鹿げた緊急事態宣言を,ここでは逆にうまく利用することができます。

中国武漢人工ウイルス陽性者が1人でも見つかれば,田舎では商売ができなくなり,命取りとなるわけですか。
“コロナ”を“村八部”と書きたいのが本音であるとお察しいたします。

食べる前に飲む!

出てきました。出てきました!
「煮干ししょうゆ」。

麺と具材が別々となっています。
最初にスープと麺だけで味わいます。

正直,具材はもはや不要で,スープと麺だけでよいくらいですね。

2種類の麺類を堪能した後は,隣町の綾部へ。
駅北口に降り立ちました。
いきなり「グンゼ研究所」が立地しています。
綾部市は,日本を代表するインナー繊維製品メーカー「グンゼ」の企業城下町です。

明治29年,郡の発展を目指して「郡是製絲株式会社」設立。「郡」は何鹿(いかるが)郡,「是」は方針,進むべき道という意味。

御堂筋のイチョウ並木が台風被害を受けたことをきっかけとして,はじまったプロジェクトであるようです。

駅から北東へ徒歩10分弱で,グンゼ関連の歴史的建造物群があるエリアに到着。
綾部本社,グンゼ記念館などが並んでいます。

その隣は,「あやべグンゼスクエア」。繭蔵を再活用した「グンゼ博物苑」などがあります。

苑内は蚕糸業関連の展示物などがあります。

お土産は「あやべグンゼスクエア」内の「あやべ特産館」で,ヴィジュアル面から「綾乃糸」を購入! 絹糸のかたちをした押菓子がなめらかな紙でつつまれています。原料は砂糖とでんぷんのみとシンプル。

帰りの列車の時刻までまだ少し余裕があるので,JR舞鶴線,山陰線の踏切を渡り,駅の南東側の綾部旧市街地も散策。

グンゼとの関連性があるのかないのかは不明ですが,Tシャツ自動販売機を発見!
「エコバッグS」も新発売で800円。レジ袋を266枚も買えます。

15時56分の特急「はしだて」で,早めの帰路につきます。
たったの半日間でしたが,十分に楽しめました。ありがとうございました。

ねっと ちきゅうげきじょう

Earth Theatre Online

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