5月21日(水)に,某塾の東京都某校舎において,某講師が担当する高卒生の90分授業で,最後の15分間のみストライキを決行することを発表したようです。
「ストライキ」とは,労働者が集団で経営陣に圧力をかけ労働を拒否し,経営陣に対して賃金を上げることなど労働条件の改善を要求する争議行為のひとつで,労働者の権利としては認められています。
世間では物価が上昇していることに加えて,某塾では総授業時間が削減されたにもかかわらず学費は値上げされ,さらに受講生が増加していることからも,講師の賃上げにはおおいに賛同します。
ただし,左翼活動家はやり方がキタナイですね。
90分の授業を行うことを拒否するのではなく,90分のうち15分を拒否するというやり方。
前者なら映像授業に振り替えられるため,経営側は痛くもかゆくもないので,後者の方法をとるのだと思いますが,結局は受講生が不利益を得ます。
目的にはおおいに賛同しますが,自分とは考え方や方法論がまったく違うところが,おもしろいですね。
現状の課題を,ストライキをする講師は「労働者の権利」に反すると考えており,自分は「資本主義のしくみ」に反すると考えています。
交渉の方法も,ストライキをする講師は「団体」で,自分は「個人」で行っています。
東京都某校舎での実施ですので,近畿地区で受講しているみなさんはご心配なく。
万一,近畿地区で実施されれば,その代わりに地理講義で15分の時間延長をして差し上げますので,どうぞご安心下さい!
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