名古屋へ向かいます。
新幹線を使うのはあまりにも味気がないので,もちろん在来線を使います。
GW中とはいえ平日,本降りの雨も加わり,意外と人出は少ないですね。本日は河合塾の休講日です。
東海道本線で草津駅までやってきました。
草津線に乗り換えて柘植駅へ向かいます。4両編成でやや混雑しますが,転換クロスシートは旅人にとってはうれしいです。
沿線では田植えの準備で田んぼへの湛水がはじまっています。
大きな声では言えないのですが,小さな声では聞こえませんので,ふつうの声で言いますが,同期会の類は苦手で,あまり気が進みません。
その一方で,公務員,銀行員,昭和時代の大企業の社員など,自分とは全く異なった価値観で生きてきたヒトたちの話を聴くのもオモシロイ一面があり,スケジュールが合えば参加することにしています。
大学の同期会グループは複数あり,今回は,昨年11月に広島で行われた同期会とはまた異なるグループでの開催です。なお,出身大学が広島や名古屋というわけではなく,同期生は現在,全国各地に散らばって暮らしているため,自分のようにフットワークの軽い人間が長距離移動して参加するしくみとなっています。
柘植駅からは関西本線の“閑散本線”とよばれる区間を東へ。
関西本線の加茂駅~亀山駅の間は非電化の単線です。
今日は雨の影響で徐行運転,自転車並みの速度でようやく関駅に到着しました。
雨が降るなか歩き回るのはイヤなので,駅前にある道の駅「関宿」へ。
鉄ヲタ新ジャンル“麺鉄”の創始者ながら,
この“亀山ラーメン”はこれまで食したことはありませんでした。
スープは牛骨×味噌らしいですが,まあ,ほぼ味噌ラーメンですかね。
スープに牛骨と赤・豆・麦の3種類の味噌,麺に三重県産小麦「ニシノカオリ」,3種類の三重県産きのこを使用することが,“亀山ラーメン”を名乗れる条件となるみたいです。
ご当地ラーメンとしてメジャーになるためには,ローソクを立てるとよいと思います。
亀山はローソクの街,スープをコテコテにしてそこに食用ローソクを立てれば,インパクトだけではなくエンターテインメント性も加わり,一躍脚光を浴びることまちがいなし! 亀山商工会議所のみなさん,このアイデア,いかがでしょう?
「関」といえば,地理でおなじみ東海道の「宿場町」の代表事例です。
雨が上がり,次の列車まで少し時間もあるので,街を散策。
この雨上がりの気象条件が,宿場町風情を高めています。
関駅からひと駅で亀山駅に到着。
西日本旅客鉄道(JR西日本)と東海旅客鉄道(JR東海)の境界駅となっており,ここで乗り換えなければなりません。
かつては駅前に大きな鳥居と古めかしい雑居ビルがあり,昭和レトロ満載の駅前でしたが,駅前再開発が完了し小綺麗に整備されたことで,駅前の個性がなくなり,旅人としては残念です。
快速列車が入線してきました。これに乗車して関西本線で名古屋駅へ向かいます。
コンクリートの棒がたくさん積み上げられています。電柱の製造工場のようです。
四日市は石油化学工業の街です。
木曽三川に架かるトラス橋を渡って,三重県から愛知県に入ります。
快速列車といえども,単線区間が多いため停車駅以外に対向列車との行き違いのための停車が多く,
亀山駅から名古屋駅までは1時間以上の時間がかかります。
同期会の集合時間までは,まだ少しあるため,
名古屋めしの“新”ジャンルがあるということで開拓します!
「名古屋ハヤシ」!
デミグラスソースに赤みそを加えたハヤシライスで,タマゴを使うのが必須。
名古屋めし“新”ジャンルのホープということです。
東海地方はやはり“味噌”頼みですか。
名古屋までの道中を存分に楽しんだので,
まあ,あまり気が進まない同期会に行ってまいります。
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