ラジオの時代

いちばんにいれるスイッチ何でしょう。来る日も来る日も毎日放送1179。「ありがとう浜村淳です」!
昭和生まれの関西人,平日の朝は,このフレーズではじまりました。

関西の名物パーソナリティー浜村淳(89)が司会を務める「ありがとう浜村淳です」(月~金曜日午前8時~)の平日レギュラー放送は,明朝3月29日(金)をもって終了となります。MBSラジオで1974年から,なんと50年にわたり放送されてきた“オバケ番組”です。なお,「ありがとう浜村淳です土曜日です」は,まだつづきます。

自分が予備校業界に入った当初は,本格的なインターネット社会になる以前で,ラジオは情報ツールのひとつでしたので,朝に布団のなかや仕事に向かう自動車のなかでよく聞きました。

番組内の「今朝の新聞から」,「ありがとう芸能情報」のコーナーは,トレンド情報のリサーチに役立ち,講義内のネタ話の参考になりました。また,「ありがとうファミリー劇場」,とくに土曜日の「映画サロン」のコーナーの“浜村節”は,音声のみで情報や情景を聞き手に伝える技能に卓越しており,講義でのトークの基礎のひとつとなっています。なお,「映画サロン」は,公開前の映画を“浜村節”の名解説で紹介するコーナーですが,作品によっては浜村先生の語りのみで,実際の映像を観る以上に感動し涙があふれます。おまけに結末までわかってしまうことがしばしばで,映画館に足を運ぶ必要がなくなります。

明朝はラジオの時代の生放送を楽しみたいと思います。

0コメント

  • 1000 / 1000