京都市営地下鉄の車内に掲出されている薬物乱用防止のための啓発ポスターです。京都市が花園大学と協働で作成したようです。
日々,日常を生きている自分にとっては,別世界的な印象!
「日常」駅に「未来行」列車が到着し,ホームドアが開いてゆくところをイラストで表現しています。
生きている以上は必ず未来に進まなければならないため,「日常」駅にとどまることはできず,必ず上り方向か下り方向かどちらかの「未来行」列車に乗らなければなりません。立ち止まって考える時間は,列車のドアが閉まるまでごくわずかです。そして恐ろしいことに,いずれの方向に進んでも,必ず知人や街のチンピラなどに薬物の使用を誘われて,日常から離れてしまう運命にあります。
人生においては必ず薬物使用の誘惑を受けるため,薬物を勇気をもって断るか乱用するかの2択しかないという前提で,京都市ならではの啓発ポスターといえます。
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