タウンウォッチング

これからTOPΣ京進草津校での講義に向かいますが，８月15日，終戦の日ということで，草津駅前で香ばしい方々が平和祈念のつどいをやっとりますね。「戦争はいやだ！」と横断幕が掲げられていますが，そりゃほとんどのヒトがいやでしょう。幼児じゃあるまいし，いやだ！と言っていても何の対策にもなりません。ところで，“つどい”といっても，主催者しかいませんので，しばらくの間おひとりさま聴衆となって差し上げます。自分とは考えがちがうヒトの主張にも興味がありますので。ただ，香ばしい方々の主張は，いつも論理的に矛盾に満ちており，論破したい衝動に駆られます。平和を祈っても平和は維持できませんが，戦争を防止する効果的な対策を講じれば平和は維持できる可能性が極めて高くなります。日...
上宮高校書道パフォーマンス部のみなさんには，何の恨みもありません。特殊詐欺撲滅のために掲出されていることはわかりますが，パラドックスです。特殊詐欺を行うヤツらは，愛の言葉「絆（きづな）」をエサとしてちらつかせて，「絆」を求めているヒトをダマします。したがって，特殊詐欺を撲滅する意味では，愛言葉「絆」は，いかにも怪しく，もっとも警戒しなければならないワードです。「絆」とは，犬，馬，鷹などの家畜をつなぎ留めておく手綱のことで，転じて，断つことのできない人と人の深い結びつきを示す意味になりました。言い換えると，しがらみ，束縛，呪縛のことです。最近は，助け合い，支え合いなど，表面的にはよい意味のように使われることが多く，ホワイト社会化の象徴的なワードのひとつだ...
たった10m上から眺めただけでも，ヒトは地面を這い回るムシのように見えます。地球の人口は約80億人，ましてや地球全体を俯瞰してみれば，ヒトは南京虫以下のムシケラです。かつて左翼活動家のテロ組織が引き起こした航空機ハイジャック事件の際，時の総理大臣，福田赳夫が「一人の生命は地球より重い」と，物理学を無視したアホな発言をしたことに象徴されるように，日本では子どもの頃から公務員教師によって「自分を大切にしましょう」と，生物学を無視したキレイゴトが教えられます。このことが，逆説的に生きにくい社会をつくっています。インバウンドの拡大で南京虫（トコジラミ）被害も急速に拡大するなか，南京虫のごとく生きればよいのです。南京虫は不安も悩みも持ち合わせていません。