夕焼けだった頃

“松鶴家千とせ”という芸人が,今週亡くなったというニュースをききました。
自分は昭和の関西人ですから,昭和の関東芸人にはあまりなじみがなく,名まえをきいてもピンときませんでしたが,当時最先端の代表的シュールネタはきいた覚えがあります。

「夕焼け小焼けで日が暮れて…  山のお寺の鐘が鳴る…
…俺が昔,夕焼けだった頃,弟は小焼けだった。父さんが胸やけで,母さんは霜やけだった。わかるかナ~,わかんねェだろうナ〜」。

50年前のネタですが,もし新規動画としてYOUTUBEにアップされ少し話題に上がれば,再生回数はそこそこ回るんじゃあないですかね。ただし,「母さんは霜やけ」部分は,左翼活動家の格好の糾弾ネタとなりますが。

地理用語で真似してみます。

●「俺が昔,サンソン図法だった頃,弟はモルワイデ図法だった。父さんがボンヌ図法で,母さんはグード図法だった。わかるかナ~,わかんねェだろうナ〜」。

●「俺が昔,海溝だった頃,弟はトラフだった。父さんが海洋プレートで,母さんは大陸プレートだった。わかるかナ~,わかんねェだろうナ〜」。

●「俺が昔,ウバーレだった頃,弟はドリーネだった。父さんがタワーカルストで,母さんは鍾乳洞だった。わかるかナ~,わかんねェだろうナ〜」。

●「俺が昔,貿易風だった頃,弟は偏西風だった。父さんが極高圧部で,母さんは熱帯収束帯だった。わかるかナ~,わかんねェだろうナ〜」。

●「俺が昔,熱帯雨林気候だった頃,弟はサバナ気候だった。父さんがステップ気候で,母さんはツンドラ気候だった。わかるかナ~,わかんねェだろうナ〜」。

●「俺が昔,大気汚染だった頃,弟は水質汚濁だった。父さんが悪臭で,母さんは騒音だった。わかるかナ~,わかんねェだろうナ〜」。

●「俺が昔,インナーシティ問題だった頃,弟はストリートチルドレンだった。父さんがドーナツ化現象で,母さんはスプロール現象だった。わかるかナ~,わかんねェだろうナ〜」。

う~ん,面白くないですね。
これは素人にはかなり難しいです。到底,松鶴家千とせ師匠の足元にも及びません。
また,シュールネタと左翼活動家の糾弾対象ネタとは紙一重ですので,ここらへんでやめておきましょう。

ねっと ちきゅうげきじょう

Earth Theatre Online

0コメント

  • 1000 / 1000