業界の“良識人”からみた予備校論〈第2回〉

第2回は,「予備校講師②」です。

今回は,予備校講師の「ミッション」に迫ります。


わたくしが,
なぜ,予備校講師になったのかというと,単なる偶然です。
なぜ,いま予備校講師をやっているのかというと,ほかにとくにやることがないからです。
とはいうものの,ダラダラとではありますが,長い間やっているうちに,予備校や塾の存在価値や役割といったことも,それなりには見えてくるものです。


高校で学習する内容は,高校の授業のみで完結する。
また,大学受験のために浪人した高卒生も,高校の授業を復習しその内容を完全に習得すれば,それなりの大学には合格できる。
これが“まともな状態”で,本来であれば予備校や塾は不要です。

ところが,現実的には,
高校で朝から夕方まで授業を受けて,さらに夜に予備校や塾で授業を受けるという,“とんでもない状態”があたりまえになっています。高校の授業のみで完結しないことで,高校生や浪人した高卒生は時間的・心理的に大きな負担を強いられており,少なからず存在する無気力な高校教諭による被害者といえます。

高校で学習する内容が高校の授業のみで完結しないのは,だるい,ねむい,おもしろくないなどの理由から,無駄な時間を過ごすだけの授業が少なからず存在するからです。残念ながらこれが現実であるため,予備校や塾が存在するわけですが,
にもかかわらず,その予備校で「授業」をやる予備校講師がいます。

すでに「授業」というコトバには,だるい,ねむい,おもしろくないという,もはやぬぐいがたい“超マイナス”なイメージがこびりついてしまっており,その意味において予備校講師は「授業」をやってはいけません。

高校生や浪人した高卒生の時間的・心理的な負担をなるべく軽減するためには,だるい,ねむい,おもしろくないといった高校の「授業」とは対極のものを提供することが,予備校講師の最低限の「ミッション」だと思います。

高校生,高卒生のみなさん,
予備校や塾で「授業」だと思って受講しているなら,
その「授業」,朝から夕方までの「授業」と同じく,またまた無駄な時間を過ごしているかもしれませんよ。

ねっと ちきゅうげきじょう

Earth Theatre Online

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