難易度の設定が“アホ”過ぎて

模擬試験として機能していません。

某大手予備校の第3回共通テスト模試について,“ちきゅうファミリー”受講生から「地理総合,地理探究」の問題が非常に難しかったとの感想をききましたので,平均点情報の開示請求を行いました。自分の場合,模試作成における見解の相違から,多くの模試作成の仕事から手を引いていますので,平均点などの情報は職員に開示請求をしなければ,知ることができません。

何とびっくり! 「43.7点」!!

今年の共通テストの平均点は,地理Bが61.43点,地理総合,地理探究が57.48点。
平均点「約60点」の試験のための模擬試験の平均点が「43点」というのは,明らかに難易度設定に誤りがあります。
しかも,同じ教科の科目の違いによる難易度差も大きく,政治経済は58.7点,倫理は57.2点,世界史は56.2点,日本史は51.5点で,地理受験者が圧倒的に不利益を得ています。

難易度の設定が“アホ”過ぎて模擬試験として機能していません。作成者たちがニブ~イんです。客観的にみて,適切な難易度の模擬試験を作成する能力が欠如しています。

不安を感じているヒトや自信を無くしているヒト,
結論からいえば,「過去問」が解ければ,本番でも得点が取れるということです。

近年の出題では,「令和6年度(2024年度)本試験 地理B」が,知識と思考力をはかるうえで最もバランスのよい出題で,実力に応じて得点がとれる設問構成となっており,適正な難易度でした。「大学入試センター」のホームページに,過去3年分の試験問題が掲載されています。これらのうち,「令和6年度(2024年度)本試験 地理B」の試験問題をダウンロードし,時間を60分計測して解いてみることをおススメします。
この得点が現在のほんとうの実力といえるでしょう。


0コメント

  • 1000 / 1000