“ちきゅうげきじょう”アーカイブ〈第6回〉

第6回は,「ラジオとトークスキル」です。

自分が予備校業界に入った当初は,本格的なインターネット社会になる以前で,ラジオは情報ツールのひとつでした。
朝に布団のなかで聴いたり,または,朝のラジオ放送をカセットテープに録音しておき,それを仕事に向かう自動車のなかで聴いたりしていました。
「カセットテープ」とは,写真にあるような昭和時代の録音・再生用のデータ記録媒体です。

ラジオのなかでもとくにAM放送は,トレンド情報のリサーチに役立ち,講義内のネタ話の参考になりました。そして,音声のみで情報や情景を聴き手に伝える技能のお手本としては最適で,講義でのトークスキルの基礎のひとつとなりました。

講義で記憶に残る話し方というのはなかなか難解なもので,
アナウンサーのようにキレイにしゃべり過ぎると,情報が頭のなかを素通りしてしまいます。
逆に,少したどたどしいくらいのしゃべりかたのほうが,意外にも印象に残るようです。

FM放送とは異なり,関西ローカルのAM放送ならではの気取らない“もっちゃり”としたしゃべくり技能こそ,講義でのしゃべくりに活かすことができました。

ねっと ちきゅうげきじょう

Earth Theatre Online

0コメント

  • 1000 / 1000