“ちきゅうげきじょう”アーカイブ〈第2回〉

第2回は,「地理講義“ちきゅうげきじょう”の草創期」です。

大学受験対策の地理講座を初めてプロデュースしたのは,アップ教育企画の高校部門である当時の「研伸館予備校」でした。

ありがたいことに,その頃の多くの高校での地理の“授業”は,団塊の世代の左翼系公務員教師が“労働”として行っていたため,内容はきわめてクダラなくヒドいうえ,大学受験対策には程遠いレベルのものでした。教育を労働などと考えている人間が行う“授業”なんてクダラないに決まっています。そのため,高校での地理の“授業”では,多くの生徒が寝ていました。
また,予備校・塾でも,高3生を対象とした大学受験対策の地理講座は未開拓の分野でした。

これらの状況が偶然にもビジネスチャンスとなりました。

大学受験の地理対策をエンターテインメントとして,楽しみながら乗り越えることをコンセプトにスタートした“ちきゅうげきじょう”は,初年度こそ,高校3年生の各クラスともに受講生は数名でしたが,いまでいうところの“バズる”状況となり,次年度以降は,3桁,最大1クラス約200人が受講する講座へと急成長を遂げました。

人生において最初で最後のバズった経験でした。

ねっと ちきゅうげきじょう

Earth Theatre Online

0コメント

  • 1000 / 1000