今年度も再掲しておきます。
おなじみ,「座席位置と受講者に対する印象のプラス・マイナス相関図」ですが,「講義での情報受信のプラス・マイナス」もこれとほぼ同じ図になります。
河合塾各クラスの第1講でのガイダンスでもお話ししましたが,地理は文字情報,音声情報だけで学習しても知識の定着度は低く,“視覚的情報”を駆使して理解する科目です。地理はビジュい科目なんです。
どこの座席で受講するかによって,毎日毎日,どんどん差がついてゆきます。
教室でボヤ~ッと単に座席に座っているだけで,さらには寝てばっかりでも,単位がもらえて卒業できる全日制高校の授業とは異なり,予備校の講義は大学受験で必要な情報を得なければ,受講する価値はありません。
「自由席」の教室において,座席位置以外の要因をすべて排除した条件での「座席位置と受講者に対する印象のプラス・マイナス相関図」ですが,多かれ少なかれ,われわれ予備校講師に共通する“無意識のなかの本音”を表現していると思われます。講義をする際には,無意識にプラス値の高い座席の受講生に対して,積極的に情報を伝えようとします。
今後,予備校で1日に90分,3~6講の講座を約10か月間にわたって受講することを考えれば,プラス値の高い座席とそうでない座席で受講するのとでは,情報受信の質と量のトータルは大きく違ってきます。
毎日毎日,これで差がついてゆきます。
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