私立大学の主要日程の入試はほぼ終わりました。
近畿圏の主要私立大学は,例年どおりの出題傾向でした。
「立命館大学」は,高校の教科書内容をふまえた出題で,高校地理で学習する標準的な知識と図表や地形図のよみ取りなど地理的技能を習得した受験生が,きっちり得点できるように丁寧に作成された良問が中心の構成でした。問題作成者の知能レベルは高いと推測できます。
「関西学院大学」は,知識重視の出題が比較的多く,入試問題としては若干不適当と思われる設問も散見されましたが許容範囲内のものでした。文章正誤問題と統計問題の対策は必須です。
一方で,「関西大学」は,今年も期待を裏切ることなく,地理の入試問題としては珍問,奇問,愚問のオンパレードで,「ナニコレ珍百問」といった印象の出題でした。入試問題の品質としては最低ランク以下の設問が多く,問題作成者の知能の低さが露呈されつづけています。
トピックスとしては,「マンホールのフタ」の写真問題が3問も出題されました!!
関西大学マンホール学部の入試問題かと目を疑いました。
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