だれも指摘しませんが,
大学入学共通テストの問題・解答が,なぜいまだに反社会的勢力の新聞社から発表されるのか,大学入試センターに伺ってみたいものです。
新聞を購読している世帯は高齢者が中心で,いまどき新聞なんて読んでいる大学受験生はほとんどいません。問題・解答を新聞に掲載してもよいと思いますが,新聞の社会的役割がなくなったネット時代において,新聞社が“独占掲載”することは意味がないばかりか,社会的には不法的行為ともいえます。大学入試センターがHPに問題・解答を直接公開するのが自然です。問題・解答を掲載したページの広告枠で収入を得たい新聞社と,大学入試センターの癒着利権が透けて見えるような気がします。
さて,昨夜,各予備校から予想平均点の速報版が発表されました。
「地理総合,地理探究」は,河合塾が61点,駿台予備学校が56点,
「旧地理B」は,河合塾が70点,駿台予備学校が65点ということです。
個人的な感触としては,
「地理総合,地理探究」,「旧地理B」ともに,昨年よりも地理的思考力を試す出題が増えたこともあり若干難化した印象です。「地理総合,地理探究」と「旧地理B」を比較すると,「地理総合,地理探究」のほうが易しい設問が多かったと思います。
予想平均点は,まともに共通テストの地理対策を行っている受験生が多い高卒生と,そうでない受験生が多い高3生を考慮したものですが,河合塾の「旧地理B」の70点は,なかなかの大胆予想です。
今年の共通テスト地理は,正しい方法できちっと対策を行った高卒生で「地理総合,地理探究」を選択した受験生が,アドバンテージを得る出題であったといえます。
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