“メーテル”の美学

共通テスト前日となりました。

引き続き本日も,河合塾大阪校,上本町校にて「質問&サイン会」を開催しました! 多くの受験生のみなさんのご来場,ありがとうございました!
また,「最終チェックテスト」の本日分までの更新は完了しています。

タイトルの“メーテル”の美学とは。


~ “メーテル”の美学 ~

予備校講師というのは,受験生を受験に送り出した後は,受験生と二度と会ってはいけません。これが「“メーテル”の美学」です。

メーテルとは,もちろん昭和の名作「銀河鉄道999」のメーテルです。

予備校講師は,それぞれの受験生にとって大学受験期の時間のなかのみを流れてゆく時の旅人で,“青春の幻影”であるべきなのです。


わかりやすくいえば,
予備校講師の存在やその講義などは,それぞれの受験生が大学受験というハードルを乗り切るために,心のなかにそれぞれのカタチで生み出したガンバルための目には見えない原動力で,自分の努力や行動力のみが未来をつくります。「ちきゅうげきじょう」は,ほんとうは存在しないのです。未来はいつも自分のなかでつくってゆける。

“メーテル”の美学は,自分がこの仕事をするにあたって,予備校講師と受験生との理想的な関係のテーゼとなるものです。
象徴的な具体例を挙げれば,予備校講師が合格祝賀会に得意げな顔をしてノコノコ現れるなどあり得ないということです。合格報告なども不要です。

「銀河鉄道999」では,主人公は星野鉄郎でメーテルではありません。鉄郎の人生の決断時は,メーテルが決めるのではなく,鉄郎本人が決断します。そして,最終回でプロメシュームを滅ぼした後,メーテルは列車999に乗車せず,鉄郎を静かに見送ります。

ねっと ちきゅうげきじょう

Earth Theatre Online

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