昨晩より「神戸駅前JUSTスクエア」にある「神戸ホテルジュラク」に滞在しています。
仕事柄,おそらくこれまでに少なくとも500回以上は日本と世界のホテルに宿泊していると思いますが,このホテル,築3年で新しいうえ機能性と高級感のバランスがよく,朝食ビュッフェも充実,しかもリーズナブルでおススメです。
さて,いよいよ共通テスト本番が迫ってきました!
直前期になりますと,生徒からの質問に「前日は“見直しをする程度”でいいですか?」とか,講師からのアドバイスに「“見直しをする程度”でいいよ。」などとの会話が安易に飛び交いますが,
いったい,“見直しをする程度”って何なんですかね。
ということで,共通テスト対策の地理について,“見直しをする程度”とは何なのか,以下に具体的に示しておきます。
直前期は,“知識系の見直し”を行って下さい。
第1問で必出,第4問,第5問でも出題される可能性の高い自然環境分野(地形環境,気候環境,植生・土壌)の知識をチェックして下さい。とくに,地形環境分野と植生・土壌分野は直前期の暗記で対応できます。新期造山帯・古期造山帯・安定陸塊の分布,プレート境界の分布,小地形の代表例の地図上での場所,植生・成帯土壌と気候区との関係など。
第3問,第4問で必出の産業分野(農牧業,林業・水産業,鉱産資源,工業,第3次産業)と社会分野(人口,都市など)の基礎的統計の知識もチェックして下さい。まだ間に合います。おもな農畜産物・鉱産資源・工業製品の生産・貿易に関する世界上位国など。
第3問で出題される可能性のある世界の民族・宗教分布や民族紛争の知識もチェックして下さい。直前期となっても対策可能です。冬期講習などで,大雑把にとらえればよいところと,正確に覚えないといけないところなど,覚え方のコツを講義しました。講義プリントなどを参照し思い出して下さい。
また,思考力問題を解くには知識が必要ですので,その意味でも前日は“知識系の見直し”が重要です。「地理は思考力で勝負だ!」という受験生がいますが,知識がないまま勝手な独自の思考力をはたらかせて設問を考えても,誤答するだけです。
そして,毎年この時期に強調していること。
y=ax^2。
直前期だけでは思考力を伸ばすことはできませんが,知識を固めることはできます。知識を固めることで思考力をアシストできます。直前期となった今,思考力はもはや“定数”で変えることはできませんが,知識はまだ“変数”です。
本サイトに掲載中の「最終チェックテスト」なども,うまくご活用下さい!
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