日本社会にはほとんどいなくなりました。表面的にまともなオトナばかりになりました。
いよいよ共通テスト本番まであと2か月,60日をきり,焦りや不安を感じる受験生も多いのではないでしょうか。
「あきらめるな」,「がんばれ」。
高校教諭,予備校・塾の講師や職員,親など,まともなオトナたちは,それぞれの立場上,あたりさわりのないアドバイスや発言をします。
受験生とは“上下関係”にあるオトナたちです。
自分自身もそうなのですが,これらのオトナたちは,実際のところ毎日のようにさまざまなことをあきらめ,そして,ごくまれにしかがんばりません。
河合塾上本町校の校舎入口には,いつも受験生が周りに集まる名物ガードマンがいて,受験生たちとたわいもない会話を楽しんでいる光景をよく目にします。受験生にとって“ナナメの関係”にある数少ないオトナなのだと思います。とても重要な役割をしてくれています。
まともなオトナではない予備校講師というのは,高校教諭や親などとちがって,受験生にとって“ナナメの関係”にあるオトナの役割を担っていると思いながら,受験生と接してきました。「あきらめて,大学進学以外の未来を考えましょう」,「自分のようにがんばらず,日々漫然と過ごしましょう」などのアドバイスが必要な受験生は,遠慮なくお越しください。
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