2022年夏期講習 全日程終了

先ほどの京進TOPΣ草津校の講座をもちまして,2022年夏期講習は全日程が終了しました。受講生のみなさん,おつかれさまでした。しっかりと復習をして,講義内容を身につけて下さい!

さて,今年度も上半期が終わりました。
今年度に入ってとくに感じることは,地歴公民科の対面LIVE講義は,いよいよほんとうに価値がなくなりつつあるということです。次の意味で大学受験業界のフェーズが切り替わったと確信しています。

インターネットの普及によって情報が自由化されたため,地歴公民科の対面LIVE講義はオワコンであると,すでに10年弱以前に講義内で公言しましたが,とくにエンターテイメント的要素のある地歴公民科の講義では,加えて2020年以降の中国武漢人工ウイルス禍による“マスク講義”が定着したため,講義を行う講師側も受講する生徒側も対面LIVE講義ならではの面白さがなくなり,魅力が失われました。2019年以前の講義は,講師と生徒との一体感があり,今よりももっと楽しみながら受験対策を行うことができました。

また,受験生の世代は高度なSNSネイティブ世代に入り,講義に対するニーズが変化してきています。ところが,とある予備校の高卒の講義は今年度から6限目(20:40)までが標準設定され,さらに来年度からは講義開始時間が早まるうえ,講義回数も増加します。別のとある塾ではいまだに2時間40分の長時間講義を設定するなど,時代のニーズとは逆行しています。

そして,受験生の格差も拡大しているように感じます。新しい情報コンテンツなどをうまく利用して学力向上を図っている受験生とそうでない受験生の情報格差,そして,これらをうまく利用していると思い込み,学習内容を“わかったつもり”でほんとうは理解できていないという受験生もみられます。

さらに,予備校・塾業界は,少子化の進行にともない大人たちの小汚い利害関係も相まって,混沌としています。自分のような3流ローカル講師の立場では,旧態依然とした予備校・塾のシステム自体を変えることはできませんので,スタディ・コラボからの撤退,新しい問題集の出版,N予備校への進出など,数年前から仕事内容を取捨選択し整理してきましたが,次年度に向けても対面LIVE講義を減らすなど,仕事内容を見直してゆきたいと考えています。

0コメント

  • 1000 / 1000