無意味な 世紀の愚策

本日よりレジ袋有料化の義務付けがスタート。

環境問題にかこつけて感情論にもちこみ,特定の業界が金儲けに利用する典型例といえます。例えば,イオンは有料義務化の対象外にあたるバイオマス配合のレジ袋を有料にしています。

消費者はレジ袋が有料になっても,プラスチック製の袋は必要でどこかで入手します。レジ袋を買うか,レジ袋の何十倍ものプラスチックが使用されたマイバッグを買いますが,飽きたら買い替えます。また,海洋流出など自然環境への投棄を行っているのは発展途上国で,日本では適切に処分されています。

 一方で,中国武漢人工ウイルスの感染拡大対策として大きな効果のない使い捨てマスク,フェイスシールド,衝立などが大量消費され,デリバリーやテイクアウトの増加で包装資材のプラスチック消費も増加しています。トータルでプラスチックごみは減らないばかりか,増える状況にあります。

レジ袋削減という個別事例にのみ関心が向いてしまいがちですが,レジ袋を有料化することで,社会全体や環境にどれだけ負荷がかかるのかをトータルで評価する必要があります。環境問題は感情論ではなく,科学的な計算で対応すべきものです。

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