マスク狂時代

奇人変人が渦巻く予備校界において,自分は常識人と公言しており,生徒のみなさんもこれには異論はないと思われます。

社会というのは,養老孟司氏のいういわゆる“バカの壁”があることを理解しているため,自分はマスクに感染拡大を防止する科学的根拠はないと発信しながらも,あほにあわせてマスクをつけています。

大分県臼杵市の市議会で,マスクを着用しない議員を議長が排除する事案があります。マスクをつけないと議場に入れないという法はなく,法によって運営されている議会としては矛盾しています。

もちろんマスコミはこの議員を奇人変人扱いでうれしそうに報じています。この議員は自分とはちがってやや非常識人かもしれませんが,議員活動を制限される根拠はありません。スカーフを着用しないイスラム女性が過激派に殺害されるのと似たものを感じます。

マスクをつけないと外出できない恐ろしい時代が定着しつつあります。“バカの壁”だとあほにあわせてマスクをつけている自分もまた,マスク狂時代に加担しているひとりであるのも事実です。

ねっと ちきゅうげきじょう

Earth Theatre Online

0コメント

  • 1000 / 1000