について,2月14日に政府の地震調査委員会が会見を行いました。
質問する記者は地学,地理の基礎知識がなく,委員の回答を理解できておらず,これでよく報道できるなと思って聞いておりました。
案の定,プレート構造やそのスケールなどがわかっていないため,委員会の発表の論旨とは全く異なる国民脅迫のみの“切り取り”報道がなされました。多くのマスコミが,「ギリギリのところで津波は起きなかった」,「大きな津波の可能性あった」などとニュースタイトルをつけていました。
委員会は,プレート内部型地震で大きな津波は生じなかったと発表しているにもかかわらず,“もしも”の質問を投げかけ,論旨とは異なる「ギリギリのところで津波起きなかった」,「大きな津波の可能性あった」というニュアンスの発言を引き出し,この部分だけを切り取って神妙な態度でフェイクニュースを垂れ流しています。テレビと新聞しか見ない情報弱者である受取り手も,そしてマスコミ自身も難しいことはわからないから,意図的にインパクトのある自然災害への不安を扇動する部分のみを切り取って垂れ流しているのが実態です。
幸いにもネット時代ですので,ニュースソースに直接アクセスし正確な情報を得ることが大切です。テレビのニュースや新聞を見るのは時間の無駄遣いですので,ご注意下さい。
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